2020.07.21ニュージーランドの現状(留学生より)
以下、高校留学中の女子生徒さんからのレポートです。このようなレポートはとても嬉しく、有難い情報です。
親元を離れ、遠く南半球のニュージーランドでの生活は多くの不安と寂しさでいっぱいかと思います。そんな中、ホストファミリーや学校の先生、スタッフ、ご友人の支えもあり、色んな困難を乗り越え、逞しく成長していることが伝わってきます。
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New Zealand (Auckland)の現状について
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NZでは3月20日に国境が閉まり、3月23日からlevel3と設定され完全なlockdown生活が始まり25日にはlevel4まで引き上げられました。level3以上ではスーパーマーケット、病院などの必要最低限の機関以外全て閉まり、自宅隔離を強制されました。もちろん行動も制限され、明確なルールが政府から提示されました。これは国全土におよぶ制限で、およそ1ヶ月半執行されました。lockdownが始まった当初は感染者はわずか。しかしこの決断がとても良かったように思います。NZの学校ではパソコンを使います。なので、lockdownにおいても学校はonline classという形で授業も毎日ありました。
現在、NZはlevel1とされ国内の制限は全て解除されました。唯一、国境だけが閉まっている状況です。しかし、NZ国民には国境が開いているため、海外からの帰国者には2週間の隔離が設けられています。学校も再開され、私の学校は7月4日から3週間の休暇に入りました。今ではマスクをつけて歩いている人はいませんし、普段どおりの生活に完全に戻ったと言えると思います。今は罹患者が26人、そのうちの1人が病院で入院しています。この罹患者は全て海外からの帰国者となっています。やはり世界的に見てもNZは対策がしっかりとられていると思います。留学生からの視点としては、やはり国境が開かないことには多少なりとも不安があります。私は長期留学なので、たとえ日本に帰れたとしても日本からNZに戻れないというのが現状で、来年からの学校生活に影響が出ると言うことがとても心配です。一刻も早く世界が日常に戻れますように。